取り組みの記録(社会的養護の現場でのCAPプログラム)

2002年度から試行を重ね、経験を蓄積し、研修を積み重ね、本格的な取組みを開始しました。当初、児童養護施設を中心とした取り組みであったことから、2005年4月にCAP児童養護施設プログラムの実施のためのガイドラインを作成し、あわせてプログラムの広報冊子を発行し、全国児童養護施設協議会の大会などで配布しました。以降、広報冊子を改訂しながら、日本子どもの虐待防止学会学術集会(JaSPCAN)等でも広報に努めています。

また、社会的養護の現場での実践には専門性が必要なことから、プログラム実践者(CAPスペシャリスト)のための研修を年数回ずつ開催してきました。初めて実施するグループのための技術支援(内部研修・講師派遣など)や、プログラム実施のための資金援助を行うことを目的にした基金の設置なども行い、プログラムの普及・促進のため技術援助だけでなく、資金確保をすることで、社会的養護の現場でのCAPの取り組みは地域に少しずつ広がっていきました。

2008年度からは、児童養護施設などの社会的養護の現場でのCAPの取り組みへ資金支援を目的とした助成金をフィリップモリスジャパン社よりいただき、さらにプログラムの普及につながっています。2012年度からはパブリックリソース財団の寄付サイトGiveOne(ギブワン)で、プロジェクト「児童養護施設の子どもに”あなたは大切”と伝えよう」をスタートさせ、たくさんの方からのご支援で、複数年の継続実施につながっています。さらに、2011年度からはCCJブックレットを発行し(シリーズ化)、社会的養護のもとに暮らす子どもへの理解を深めていただく取り組みも行っています。(CCJブックレットはこちらからご注文いただくことができます。


2014年度

●フィリップモリスジャパン社助成事業により、プログラムを実施しました。
・実施した施設                 76施設
・実施したプログラム数            322プログラム
・CAP児童養護施設プログラムを受けた職員   1,409名
・CAP児童養護施設プログラムを受けた子ども  1,937名
●社会的養護の現場に関わる方を対象に「専門職研修 虐待を受けた子どもの心-自律・自立にむけて何が必要なのか-」を実施しました。(講師:西澤 哲さん/山梨県立大学人間福祉学部 教授、CAPセンター・JAPAN理事)


2013年度

●フィリップモリスジャパン社助成事業により、以下の通りプログラムを実施しました。
・実施した施設                 86施設
・実施したプログラム数            341プログラム
・CAP児童養護施設プログラムを受けた職員   1,591名
・CAP児童養護施設プログラムを受けた子ども  2,040名

●NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク助成事業により、取り組み推進に向けて、プログラム実践者対象の研修を3回と報告会を1回実施。

●社会的養護の現場に関わる方を対象に「専門職研修 子ども虐待が育ちにもたらすもの-確認しておきたい10のこと」を実施。(講師:西澤 哲さん/山梨県立大学人間福祉学部 教授、CAPセンター・JAPAN理事)

● 山口県にて、公開講座 子どもへの暴力防止セミナー「児童養護施設におけるCAPプログラムの有効性と課題」を実施しました。


2012年度

●フィリップモリスジャパン社助成事業により、以下の通りプログラムを実施しました。
・実施した施設                 67施設
・実施したプログラム数            273プログラム
・CAP児童養護施設プログラムを受けた職員   1,298名
・CAP児童養護施設プログラムを受けた子ども  1,759名

●NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク助成事業により、取り組み推進に向けて、プログラム実践者対象の研修を4回実施しました。


2011年度

●フィリップモリスジャパン社助成事業により、以下の通りプログラムを実施しました。
・実施した施設                 49施設
・実施したプログラム数            190プログラム
・CAP児童養護施設プログラムを受けた職員   832名
・CAP児童養護施設プログラムを受けた子ども  1,184名
●公開講座 子どもたちと明日をつくろう!「社会的養護のもとにいる子どもたちとともに」を実施。
第1部:講演「社会的養護を支える学校と地域」(講師:玉井邦夫さん/大正大学人間学部教授)
第2部:報告会-社会的養護の現場でのCAPプログラム実践報告(ゲスト:鈴木 力さん/関東学院大学人間環境学部准教授)

● 公開講座 子どもたちと明日をつくろう!「子どもの育ちを大切にするために」を実施。 (講師:坂口明夫さん/大牟田市あまぎやま家庭子ども支援センター相談員、重永侑紀さん/社会的養護におけるCAPチームチーフ、CAPセンター・JAPANトレーナー)


2010年度

●フィリップモリスジャパン社助成事業により、以下の通りプログラムを実施しました。
・実施した施設                 51施設
・実施したプログラム数             208プログラム
・CAP児童養護施設プログラムを受けた職員    928名
・CAP児童養護施設プログラムを受けた子ども  1,260名


2002~2009年度のおもな取り組み

【2002年度】
プロジェクトを発足し、本格的な取組みが始まる。リーバイス・ストラウス・コミュ二ティ活動推進基金により、連続集中研修会の開催し、それをまとめた「児童養護施設プロジェクト報告集2002」を発行。

【2003年度】
引き続き、連続集中研修会の開催と並行して、3つの児童養護施設にてモデルプログラムを実施し、「児童養護施設プロジェクト報告集2003」発行。

【2004年度】
「車両競技公益資金記念財団」の助成を受け、実践報告会と研修の実施と並行して、児童養護施設、情緒障害児短期治療施設、幼児院でモデルプログラム実施。「CAP児童養護施設プログラム 実施ガイド」、広報冊子「CAP児童養護施設プログラム」発行。

【2005年度】
CAP10周年の全国キャンペーンを実施。CAP児童養護施設プログラムについて紹介し、広報冊子「子どもの気持ちに寄り添って」を全会場で配布。(全国6箇所)

【2006年度】
普及のためのプロジェクトを発足。CAP児童養護施設プログラム基金の設置し、9グループが9施設で実施。

【2007年度】
プログラム基金を利用して10グループが10施設で実施。
2008年度からはフィリップモリスジャパン社の助成より、児童養護施設などでのCAPプログラムを実施することができるようになりました。2008年度は19施設にて71プログラム、2009年度は36施設にて126プログラムを実施しました。