CAPスペシャリストの声

iconCAP私がCAPの活動に出会ったのは、大学で進路の上で児童虐待の支援職に就こうか迷っていた時でした。そのときの私はそういった支援職に就く前に、虐待された子どもを支援するということがどういうものなのか実際に知っておかないといけない気がして、児童虐待に関わる活動を探していました。そのとき、大学でCAPの基礎講座のチラシを見つけ、「これだ!」と思い、CAPの世界に飛び込みました。
実際にCAPの活動を行ってみて思うことは、支援することはとても難しいなということです。「子どもの目線に立つ」、これ一つにおいても、実際にすると、力の不均衡が、気づかないうちでてしまい、なかなかできません。実践を重ねて、CAPのプログラムは、子どもの暴力防止の大切な要素が上手に組み込まれていることをひしひしと感じ、それを100%実現できないことに歯がゆい思いをすることが多いです。しかし、同時に活動を通して、グループの仲間のフィードバックや、実際の子どもの反応から学ぶことは多く、支援者を志す自分にとってとても貴重な経験になっています。
CAPは本当に、子どもの暴力防止の優れたプログラムであり、ワークショップをする度に、支援者としての視点やあり方そのものについての新たな発見があります。そんなCAPを私は続けていきたいし、自分のような子どもの支援に関わろうか迷っている学生さんにどんどんCAPの世界に飛び込んで欲しいです。(男性CAPスペシャリスト・20代)


iconCAP友人があまりにも楽しそうだったので、自分もちょっとやってみよう!というノリで始めました。
おとなワークショップのロールプレイでデビューする前は、自分でもびっくりするぐらい、何日も前から緊張して・・・。メンバーに何度も練習を一緒にしてもらいました。そんなわけで余裕もなく、参加者の反応も全く覚えていない状況。でもやり終えた達成感は覚えています。(笑)
その後、子どもワークショップにもデビューして、ファシリテーターもやるようになりました。楽しい!もちろん、緊張は今でもしますが、何より始まった時には少し緊張気味だった子どもたちがどんどん自分のこととして考えていく。CAPプログラムが子どもの発達段階に沿っているっていうのを実感します。
グループのミーティングで情報共有や振り返りをすることで、メンバーと支え合い、次のワークショップにむけて心とからだの準備をしていく感じでしょうか。楽しいばかりではないこともありますが、一人じゃないといつも感じられるのは私も成長したのかな、と思っています。(女性CAPスペシャリスト・30代)


iconCAP仕事の中で、CAPプログラムに出会いました。なかなかプログラムの提供には参加できないのですが、年に数回のワークショップへの参加は刺激的で、毎回学びの場です。仕事をしながら、CAPに関わるメンバーのためにミーティングも年に数回はお休み日に調整してくれて、情報共有や研修に参加しています。子どもたちのアンケートは率直で、「勉強と違って楽しかった。また来てね。」とかあって(笑)。正解を求められないことの新鮮さもあるのかなあ・・・、と思ったりします。
グループとつながっていることで、日頃一面的にしか捉えられていないことを気づかされます。メンバーと会って語り合うなかで、いろんな見方をすること、多様な人とつながることが自分の見方・可能性を広げることにつながると感じています。
プログラム提供だけでなく、公開講座やワークショップ紹介のための無料セミナー、通信の発行、facebookやホームページの更新と活動は多様です。私自身は年2回の通信の発行をメンバーと共に担っています。子どもへの暴力防止に私ができることを、私のペースでこれからも続けていきたいと思います。(女性CAPスペシャリスト・50代)


iconCAP講座に参加したときから、男性は少ないなあ・・・と覚悟していましたが、グループには自分を含めて男性は2人。仕事をしながらは無理だろうと思っていましたが、なんとかメンバーに励まされながらやっています。子どもワークショップではロールプレイヤーで参加しています。子どもたちから「仕事はどうしたん?」「リストラ?」とか聞かれたりして。女性メンバーにはそんなふうに聞いているのは見たことがないので、子どもにシャワーのように降り注ぐジェンダーと子どもに関わる男性モデルの少なさを感じています。やっぱり、関わり続けねばと強く思う瞬間でもあります。子どもワークショップの休憩時間やトークタイムには、メンバーもうやらむほど(笑)子どもたちがやってきます。嬉しそうに。自分が参加している意義ってこれかなあと思ったりしています。メンバーには練習でも厳しく育ててもらっています。「それじゃあ、ただのおじさんでしょ。4年生の発達段階思い出そうよ。」とか。(笑)そこに自分の居場所があって一緒に成長していっていると思っています。(男性CAPスペシャリスト・40代)

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