障がいのある子どもたちが安心して成長できる社会に!
2013年11月27日から12月27日に「障がいのある子どもたちが安心して成長できる社会に!」というプロジェクト名でパブリックリソース財団の寄付サイトGiveOneの「寄付キャンペーンE-ファンドレイジングチャレンジ2013」に参加しました。キャンペーン期間中に373,000円のご寄付をいただきました。寄付プロジェクトのページに共感の「いいね」を37人の方にお寄せいただき、たくさんの方に広報にご協力いただきました。本当にありがとうございました。
障害のある子どもたちが安心して成長できる社会の実現にむけ寄付プロジェクトを遂行していきます。開催情報や実施報告はHPやFacebookに順次UPしていきますのでぜひご覧下さい。2014年度の事業として、地域セミナーを開催していきます!
(寄付金内訳)
・オンライン寄付 40人(41件)346,000円
・当法人の口座への寄付 10人(5件) 27,000円
チャレンジ期間中の応援コメント
- ●その子の一生を決める大きな機会になるかもしれません。応援しています。頑張ってください。
- ●社会の無関心が最も大きな虐待要因です。1人1人の子どもが自らの生きる権利を適切に表現・行使できる環境を作ることが重要です。一人ひとりの子どもたちに寄り添う皆様の継続的な活動に感謝します。
- ●皆様の活動が日本の「未来」を作っています。どうか頑張ってください。応援しています。
- ●自分もアレルギーを持つ子供がいるので、人ごとではありません。どうか頑張ってください。応援しています。
- ●皆様の活動は日々、本当に大変だと思います。こども達の未来を救ってくださっていることに感謝します。応援しています。
- ●障がいのある子どもたちは、障がいへの理解がない中で、さまざまな暴力にあっていますし、あう可能性も高いです。障がいのある子どもたちも安全に安心して暮らせる社会がやってくることを願っています。このような地道な取り組みをされていることに感謝し、応援させていただきます。
チャレンジ終了後ご報告
2013年度は兵庫県子育て元気アップ助成事業にて、2回の地域セミナー「みんなで知的障がいのある子どもの人権意識を育む」を開催いたしました。
■2013年8月 8日 赤穂市文化会館 参加者38人
■2014年1月21日 芦屋市民センター 参加者13人
今回の地域セミナーの開催の目的は、子どもの視点を大事にして長年活動してきたCAPの取り組みを通じて、障がいのある子どもへのアプローチとして必要な知識やスキルをおとなに伝え、すべての障がいのある子どもの暴力にあいやすさを減らしていくことです。
子どもの視点に立たなければ見えてこない
障がいのある子どもは、障がいのない子どもよりも8~10倍暴力にあいやすいという統計があります。しかし、統計そのものが少ない状況のなか、障がいのある子どもへの暴力についての社会の理解は進んでおらず、これまで「障がいのある子どもへの暴力はない」かのようにされてきました。これらは、社会の中の「障がいがある」ことに対する無理解や情報不足の状況が放置されているからと言えます。
「障がいのある子どもが暴力に会いやすい状況を変える」という課題解決には、何よりもすべての障がいのある子どもに関わるおとな、そして取り巻く地域が「障がい」に対する理解、障がいのある子どもの暴力にあいやすい状況への理解を深め、適切な関わりのためのスキルを持つ場が必要です。参加者が地域セミナーで知識・スキルを持ち、意識化→行動化を図り、この状況を変化させていくキーパーソンとなることをめざして地域セミナーを企画しました。
障がいのある子どもへの理解、さらに障がいのある子どもの置かれている現実などの正しい知識を持ち、どう関わることがその子の力を発揮できる状況につながるのかを当事者である障がいのある子どもに聞きながら、関わっていくことが障がいのある子どものエンパワメントです。
障がいのある子どもに教える時に気を付けてほしい事―4つのC― それには、その子にピタッとフィットする創意工夫が必要です。セミナーに集うおとながすでに行っている創意工夫を意識化したり、 情報を共有することでヒントを得て、子どもへの関わりの選択肢が増えていきます。
そのことが障がいのある子どもが 自分の大切さを実感し、無力感にさいなまれることなく、自らの力を発揮することにつながり、将来、障がいのあるおとなとして 社会から孤立することなく、切り離されることなく、自律・自立した社会の一員としての成長を促し、障がいのある子どもたちは “障がいのあるおとな”のモデルを得ることになります。