よくある質問

皆さんからCAPセンター・JAPANによくいただく質問をまとめました。もっと知りたい、他にも聞きたいことがある、という方はぜひお気軽にお問い合わせください。

組織について

  • Q
    CAPトレーニングセンターというのは何をしているのですか?
    A
    ご質問をありがとうございます。
    CAPトレーニングセンターは、CAPプログラムに関するすべての権限を持つICAP(International Child Assault Prevention/米国ニュージャージ州)から認可を受け、指定された地域においてのCAPスペシャリストの養成やトレーニング、さらにCAPプログラムの管理を行う役割を担っています。CAPセンター・JAPANの場合は、沖縄から埼玉までの32都府県のエリアのCAPトレーニングセンターです。北部エリアについては一般社団法人J-CAPTA(ジェイキャプタ)がCAPトレーニングセンターです。
  • Q
    CAPプログラムを提供する人になりたいのですが・・・。
    A
    ご質問をありがとうございます。
    CAPプログラムに関心をお寄せいただき、ありがとうございました。
    CAPプログラム実践者をCAPスペシャリストと呼んでいます。CAPスペシャリストになるには、CAPスペシャリスト養成講座を修了することが必要です。手順としては、まず『子どもへの暴力防止のための基礎講座』(3日間24時間)を受講修了し、その後CAPスペシャリスト養成講座(3日間24時間)を受講することになります。日程は、CAPセンター・JAPANのホームページをご覧になるか、事務局までお問い合わせください。CAPプログラム実践は、3人のチームで行います。グループに所属し、十分な練習を積んで、地元のグループに所属してください。子どもの人権が尊重され、子どもへの暴力のない社会にはまだまだ遠い道のりです。長い道のりをご一緒に歩む仲間が増えていくことは、何よりうれしいことです。ぜひご一緒いたしましょう。

CAPプログラムについて

  • Q
    CAPプログラムは“子どもへの暴力防止”ということですが、何に効果があるのですか。
    A
    関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
    CAPプログラムは、子どもが自分を大切な存在だと思う感覚(人権意識)を育む種をまきます。さらにおとなと子ども、子ども同士が助け合い、安心・安全な生活を送るためのアイディアを増やすお手伝いをするものです。
    具体的にいくつかの効果の例を挙げてみますと・・・
    (1)「教職員ワークショップ(専門職対象)」
    ①いじめや虐待などの早期発見ができる、②校内で情報共有し、共通認識を持つことで教職員間の協力体制が強化できる、③困ったときに助け合う教職員の姿が子どもたちのモデルとなり、子ども同士の助け合いを促進するなど、いじめ防止、虐待防止、災害時などの学校危機に適切な対応ができるという効果などが挙げられます。。
    (2)「保護者ワークショップ(地域のおとな対象)」
    ①子ども同士のトラブル・いじめなど“いざ”というときにあわてずに行動できる、②子どもとのコミュニケーション力がアップし、子育てにむかうおとなが楽になるなど、保護者や地域のおとなが、地域全体で協力して子どもと学校を支える体制が強化されるという効果などが挙げられます。
    (3)「子どもワークショップ」
    ①自分を大切な存在と気づく機会になる、②いざというときの行動の選択肢を持つことができる、③おとなの力を借りてもいいこと、相談することを意識化できる、④やってみよう!とする意欲が高まる、⑤子ども同士の助け合いを促進するなど、いじめ・暴力から自分を守る力、友だちを守る力がアップするという効果などが挙げられます。
  • Q
    子どもワークショップだけ依頼したいのですが・・・。
    A
    ご質問をありがとうございます。
    「教職員ワークショップ(専門職対象)」と「保護者ワークショップ(地域のおとな対象)」の2つのおとなワークショップは、子どもを守るセイフティ・ネットを子どもワークショップの前に作っておくために重要です。そのため、子どもにワークショップ前に必ず、保護者向けと教職員向けのワークショップを開催していただく必要があります。継続実施の場合でも必ず2つの「おとなワークショップ」を実施していただいています。子どもが、安心して毎日を過ごすには、おとなのサポートが必要不可欠と考えているからです。
    「教職員ワークショップ(専門職対象)」と「保護者ワークショップ(地域のおとな対象)」は、子どもにとっての役割の違いから内容も違っています。それぞれのワークショップに参加することで、子どもと子どもを取り巻くおとなである教職員、保護者・地域のおとなが共通認識を持ち、共通の言葉を使って話せるようになり、子どもの心とからだを傷つけることを早期発見し、早期に対応することが可能になります。子どもへの暴力を予防するとき、起きる前の未然防止のためのリスク・マネジメントと起こったときの対応を予め知って備えるクライシス・マネジメントが必要になります。「おとなワークショップ」はその両方に有効な機会となります。子どものサインに気づく手がかりや子どもが暴力にあったらどう話を聴けばいいのか、おとなとして何ができるかなどを考えていきます。
    教職員ワークショップでは、児童虐待防止法が2004年に改正され、学校の役割が重要視されるようになったことを受けて、虐待の兆候や地域機関との連携などについて先生方に学んでいただく機会となっています。また、この改正によって、学校は児童と保護者に虐待防止の研修をしなければならないことが明記され、行政からの依頼でご活用いただくことも増えています。初回は、基本的な内容になりますが、継続実施においてはテーマを選んでいただき、より深く考える内容になります。教職員ワークショップ(専門職対象)のために「教職員ワークショップ冊子」(A4版40ページ)を用意しており、この1冊で少なくとも5年間は活用することができます。
  • Q
    保護者が子どもワークショップの参観をしたいのですが・・・。
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    子どもワークショップを保護者が参観することはできません。CAPプログラムは、子どもが自分の力に気づき、大切さな自分を守るため、自分の感覚を大切にしながら考えていくことを目的にしてます。参観日などでも、気持ちが高ぶったり、緊張したりして、落ち着いて授業に参加できなくなります。子どもワークショップ参加以後に子どもがCAPを自分を守る道具として使っていくためには、子どもが安心してCAPワークショップに参加し、メッセージや情報を受け取り、共に考えていくことが重要です。そのため、保護者の参観はご遠慮いただいています。ただし、担任の先生には必ず参加していただいています。学校生活の中で子どもを支える立場にある先生方の見学は、担任を含め3名の見学が可能です。
    子どもワークショップの前に行われる教職員ワークショップ、保護者ワークショップの中で子どもワークショップの一部を実際に模擬体験していただくなど、子どもワークショップの様子や意義をお伝えしています。おとなの方々が不安なくCAPプログラムを理解してくださることはとても大切です。もしもCAPプログラムについてご心配があるようでしたら、担当するグループ、あるいはCAPセンター・JAPANまでお気軽にお問合せください。
  • Q
    子どもワークショップは、体育館等で学年全体を一度に開催することができますか?
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    CAPプログラムは、これまでの体育館で学年全体や学校全体で伝えてきた防止教育とは大きく違います。子どもたちが主体者として考え、CAPスタッフが一人ひとりを大切にしながらワークショップを進めていくために、子どもワークショップは1クラス単位で行ってます。クラスという子どもが日常生活の大半を過ごす集団で、自ら考えたり、他者の意見を聞くことがとても有効だからです。体育館等で学年や学校全体で実施したいといったご依頼をいただくことがありますが、上記のような理由でお断りしています。学童クラブなど異年齢の場合、子どもの発達に沿って、低学年と高学年といったように分けることが望ましいと考えています。児童養護施設など社会的養護の現場での子どもワークショップも異年齢になりますが、子どもの発達や関係性などを考慮し、15人以下でグループ分けを行っています。
  • Q
    まず私がCAPを体験したいのですが、どこかで体験することができますか?
    A
    まず体験してみたいとお考えいただき、ありがとうございます。
    お近くで公開ワークショップ(自主企画)をグループが実施していることもありますし、許可を得ることが必要ですが他校での保護者ワークショップ等に参加されることも可能です。お近くのグループまたはCAPセンター・JAPANにお問い合わせください。
  • Q
    CAPプログラムを企画したいのですが、周りの人に理解してもらうのが難しいのです・・・。
    A
    子どもへの暴力防止に関心をお寄せいただき、ありがとうございます。
    口頭で説明するのは難しいと、よくお問い合わせをいただきます。ご不安でしたら、まずどこかで実施されているおとなワークショップを見学されるのは選択肢の一つです。必ず見学できるということではありませんが、まずはご相談ください。また理解者を増やしていくため、PTAの役員会などにご説明に伺うこともできます。資料提供も行いますので、お近くのグループにお気軽にご相談ください。まずはCAPとつながってください。
  • Q
    親子で一緒にCAPプログラムに参加したいのですが・・・。
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    保護者の方と子どもはそれぞれ別々にご参加いただくことが必要です。子どもが安心して授業に参加し、発言し、学ぶために保護者の参観をお断りしていることと同じ理由です。さらには、保護者の方にはおとなとして知っておいていただきたい情報があります。保護者の方は保護者ワークショップで子どもワークショップの一部を体験することが可能です。それぞれ別々に参加された後、ぜひ日常生活の中で子どもと一緒にCAPについて話してみてください。子どもにとって保護者の方がCAPを知っているということはとても安心なことです。そして、子どもの話をどう聴くかを知っていることで保護者の方も安心して話を聴くことができます。
  • Q
    地域のおとなを対象とするおとなワークショップは、保育所・幼稚園・学校でないとできませんか?
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    地域のおとなを対象とするおとなワークショップは、どなたでも開催することができます。地域の公民館で有志の方が企画されたこともありますし、企業のランチミーティングで実施してくださった例もあります。町内会や自治会などで開催していただいたこともあります。子どものことを地域のおとなが考えてくれている、それがすでに子どもたちを勇気づけることになります。
  • Q
    トークタイムというのは、何をする時間ですか?
    A
    ご質問をありがとうございます。トークタイムとは、ワークショップ終了直後、復習や質問・話したいことのある子どもがCAPスタッフと話す時間です。ワークショップとは別に20~30分頂いています。子どもワークショップの中で何度も「信頼できるおとなに話そう」と子どもたちに呼びかけます。このトークタイムは、子どもワークショップに参加する中で、もっと知りたいと思ったり、自分の中で「あれっ?」「おやっ?」と思ったり、ざわざわした気持ちになったりしたことを子どもたちが話に来てくれる時間です。子どもワークショップの内容を復習したり、練習したりします。中には自分が今心とからだを傷つけられている体験を話しに来てくれることもあり、子どもの承諾をとって先生に橋渡しすることもあります。子どもたちのこれからの日常生活の中での安心・自信・自由の分岐点となる時間です。
  • Q
    防犯教育として護身術の部分だけを子どもにお願いしたいのですが・・・。
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    子どもに「自分には大切な権利があるのだ」ということを教えて、権利を持っている大切な自分を守りたいという気持ちを育てた上で護身術を伝えることが、実際に学んだ方法を使えることにつながると考えています。また、子どもに振りかかる暴力は連れ去りだけではありません。CAPでは、子どもが遭いそうな暴力としてのいじめ、誘拐、性暴力を例に挙げ、生活のいかなる場面でも、暴力から自分の身を守ることを学んで欲しいと思っています。子どもワークショップを一部だけ抜き出して提供することはできません。
  • Q
    「子どもワークショップ」の役割劇(ロールプレイ)の内容は変えることができますか?
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    CAPのプログラムは、著作権のあるプログラムで変更することはできません。
    役割劇(ロールプレイ)の題材は子どもが生活する家庭、学校、地域の中で起こりうる暴力の事例を1例づつ取り上げています。シンプルな設定になっており、子どもの発達にあわせてロールプレイを行っています。シンプルなわかりやすいロールプレイだからこそ、子どもたちは「できそう!」「やってみたい!」と考えることができます。
  • Q
    子どもワークショップはなぜ1クラス単位で実施するのですか?
    A
    ご質問をありがとうございます。
    子どもが家庭から離れ、コミュニティを形成しているクラスで実施することには大きな意味があります。
    まず、ワークショップという手法をとるため、1クラスの人数であれば、一人ひとりを大切にしながらアプローチしていくことができるということです。またそれによって子どもの問題解決力を高める働きかけを行うことができ、クラスの中でそれらを共通認識として活用していくことができるということです。さらに、子ども集団への働きかけによって助け合いを促進することができます。ただし、幼児期の場合は、3~5歳の異年齢で実施することが可能ですが、これは発達段階において互いの学び合いが促進される時期だからです。身近なコミュニティであるクラスでのCAPを使った体験が学年、学校、あるいは地域でも自分を守るためにCAPを活用することにつながります。
  • Q
    どのくらいの予算が必要ですか?
    A
    プログラムの実施をご検討いただき、ありがとうございます。
    どの発達段階やニーズに沿ったプログラムを提供するのかによっても料金・実施に係る経費が違います。実施したいプログラムや企画内容・規模等をお知らせいただければ、おおよその金額をお伝えすることができます。CAPプログラムの提供は地元(地域)のグループが行います。費用は地域によって多少違いがありますので直接お問い合わせください。
  • Q
    CAPプログラムを実施したいのですが、近くにグループがあるかどうかわかりません・・・。
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    お住まいの地域を教えていただければ、お近くのグループをご紹介いたします。お近くにグループがない場合でも、ご一緒に可能性を探っていきたいと思いますので、どうぞお気軽にCAPセンター・JAPANまでお問い合わせください。

各発達段階に応じたプログラムについて

  • Q
    3~5歳の子どもに子どもへの暴力防止プログラムって、難しくないですか?怖がらせることになるのでは・・・。
    A
    率直な思いを教えてくださって、ありがとうございます。
    CAPプログラムは、どの発達段階、ニーズに沿ったプログラムであってもすべて、いじめ、誘拐、性暴力というテーマを怖がらせないで楽しく学ぶ工夫が行われています。予防教育は怖がらせる方法は効果的ではありません。「就学前プログラム」は絵や歌、人形などを使い、幼児期の子どもが分かりやすい言葉やアプローチを使って実施します。子どもワークショップに参加した子どもはすぐに自分が学んだことを使い始めます。楽しく学び、自分のこととして考えられる子どもたちの力を子どもワークショップをするたびに感じています。
    私たちが、CAPプログラムを提供したその日だけでなく、周りのおとなが CAPを理解し、子どもの特別に大切な3つのけんり『安心・自信・自由』について、繰り返し伝えていくことで子どもたちは感覚としてとらえ、自分自身の大切さを実感することができます。事前に担当者が先生と、子ども たちの様子を聞いて打合せさせていただき、子どもの安心・安全を第一に進めていきますので、ご安心ください。
  • Q
    3~8歳の子どもには3日間で子どもワークショップをするとなっていますが、日数を減らすことは可能ですか?
    A
    お問い合わせをありがとうございました。
    「就学前プログラム」は子どもの発達段階にあわせ、集中力や理解力を考えて約20分の子どもワークショップとトークタイムをセットにして3日間かけて実施しています。したがって、1日で全プログラムを終了することはできません。ただし、3日間は、連続でなくても構いません。
    小学1年生・2年生については「就学前プログラム」を2日間で実施することになります。ただし、この年齢の場合は小学生プログラムに「就学前プログラム」を援用して、1日で実施することが可能です。“子どもにとって”という視点でご検討いただければと思います。
  • Q
    低学年なんですが、暴力について教えると子どもを怖がらせることになるのではないですか? 心配です。
    A
    心配なお気持ちを教えて下さって、ありがとうございます。
    CAPプログラムには、どの子どもワークショップも怖がらせないで楽しみながら暴力とその防止について学べる工夫がしてあります。多くの子どもが、CAPを受けたあと「楽しかった」という感想を寄せています。そして、自ら使ってみようとします。予防教育は怖がらせる方法は効果的ではありません。「やれそう!」「やってみたい!」と思うには安心して学ぶことが重要です。子どもワークショップは、子どもの発達にあわせて、子どもが日常の中であうかもしれない心とからだを傷つけることを子ども同士、知らない人から、知っているおとなから、と考えていきます。さらにご心配な点があれば、担当するグループあるいは、CAPセンター・JAPANまでお問い合わせください。
  • Q
    子どもにおとなからの暴力について教えるのは、人に対する不信感を抱かせることになりませんか? 心配です。
    A
    心配なお気持ちを聞かせて下さって、ありがとうございます。
    誘拐の場面では知らない人を「会ったことのない、または、見かけたことがあっても、いい人か悪い人かわからない人」と定義し、「知らない人の多くは子どもに怖いことをしたりしない」とはっきり伝えています。その上で「でも知らない人にあって怖くなったら」子どもに何ができるかについて一緒に考えていきます、。また知っている人からのいやな触られ方について考える場面では、「知っている人の多くは子ども達が安全で元気でいて欲しいと思っています」とはっきり伝え、「でもほんの少しだけ、皆にいやな触り方をしたり、自分のことを触らせようとする人がいる」と伝えています。その上で「もしもいやな触られ方をされそうになったとき」何ができるかを考えておこうと、一緒に考えていきます。つまり、人と安心して関わるためにできることを伝えているのです。
    また、子どもワークショップは終始一貫して「信頼できる人に話そう」と子どもたちに伝えています。大切な自分を守るために、知っている人の力を借りようと繰り返し呼びかけるので、子どもに不信感を植え付けるものではありません。
  • Q
    中学生プログラムは2日間ということですが、時間がとりにくいので1日でできませんか?
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    中学生暴力防止プログラムを1日で実施することはできません。また、その一部の内容だけを実施することもできません。CAPプログラムはその発達段階の子どもたちがあうかもしれない暴力について考えていく、あらゆる暴力の予防教育です。思春期の子どもたちにとって必要な情報が盛り込まれています。
    ただし、中学1年生には、「CAP小学生プログラム」を1日間(2時限)で実施することができます。
  • Q
    どうして、学校ではなく子どもが暮らす施設でプログラムを提供するのですか?
    A
    ご質問をありがとうございます。
    これまでCAPプログラムは、主として子どもへの暴力防止のキーステーションである保育所・幼稚園・学校等でプログラム提供を行ってきました。その中で児童養護施設で暮らす子どもたちとも出会いました。子どもワークショップで話した「子どもの特別に大切な3つの権利安心・自信・自由」について、「私にも権利があるの?」とトークタイムに話しに来てくれたり、複雑な気持ちを言葉や態度で教えてくれました。これらの体験を通して、すでに心とからだを傷つけられた体験を持っている社会的養護の現場で暮らす子どもたちには、学校での1クラス単位での子どもワークショップだけでなく、もっと丁寧にアプローチする必要があることがわかってきました。そこで、これまでの学校でのワークショップとは別に子どもの暮らす社会的養護の現場でのプログラム提供に取り組むようになりました。専門家や現場の方々にご意見を伺いながら、子どもの日常を支える施設職員の皆さんと子どもたちが共通認識を持って、日々の生活の中でCAPを活用することで施設での生活だけでなく、将来の自律・自立にむけて土台となる自分の大切さを実感することに貢献するものと考え、プログラムを提供しています。
  • Q
    児童養護施設以外に社会的養護の現場としてどこで提供していますか?
    A
    お問い合わせをありがとうございます。
    取り組みのスタートは児童養護施設でしたが、心とからだを傷つけられた体験を持つ子どもの暮らす施設からの要請によって社会的養護の現場でプログラムの提供が広がっています。母子生活支援施設、児童自立支援施設、児童自立援助ホーム、里親会など施設養護だけでなく、家庭的養護にも取り組みが広がっています。
  • Q
    障がいのある子どもが暴力にあうことってあるのでしょうか。
    A
    ご質問をありがとうございます。
    障がいのある子どもたちは、障がいのない子どもたちよりも5~10倍暴力にあいやすいということが統計でも示されています。従来、調査そのものが少なく、また障がいのある子どもへの暴力の加害者は、子どもに関わるおとな・子どもの知っているおとなからの場合が多く、当事者が声を上げにくいことから、障がいのある子どもへの暴力は無かったかのように扱われてきました。しかし、障がいのある子どもは暴力にあっています。
  • Q
    障がいのある子どもに予防教育をして、理解できるのでしょうか。
    A
    ご質問をありがとうございます。
    障がいのある子どもたちの特性を理解し、理解力を助けるアプローチをすれば、子どもたちは自分を守るための情報を持つことができます。例えばスペシャルニーズプログラム(中度~軽度の知的障がいのある子ども対象)では、文字パネルや絵パネルを使うだけでなく、ロールプレイも権利を奪われる劇と権利を守ることができる劇を連続して行うなどの工夫をします。記憶を書き換えることが難しい子どもたちですが、時間をかけて、繰り返し繰り返しスモールステップで学んでいくことで十分に理解することができます。また、障がいのある子どもへの予防教育の取組は、通常のCAPプログラムよりもより一層、学校、家庭との連携が重要です。日常生活で繰り返し繰り返しCAPで学んだ言葉・考え方を使っていくことで子どもたちに定着していきます。予防教育を活用し、子どもが自分の大切さを実感し、自己コントロール感を持ちながら生活していくことは十分に可能です。

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